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トランヴィア(545A)の配当と株主優待

トランヴィア(545A)QUOカード優待&高配当の総合利回りと企業分析

2026年4月に東邦システムサイエンスとランドコンピュータが経営統合して誕生した「トランヴィア(545A)」は、ソフトウェア開発やシステム運用管理などのITサービスを軸とした企業です。

また、経営統合後に「QUOカード優待」の新設(引き継ぎ)や記念優待を発表しました。

本記事では、個人投資家が一番気になる「この豪華な優待は本当に長続きするのか?」を、大株主の構成や145億円の利益剰余金といった財務データから検証しています。

 

トランヴィア(545A)の配当

トランヴィア(545A)の配当は、長期かつ安定的な配当を継続するとされています。

配当権利月は3月と9月です。

2027年3月期の1株配当予想は40円です。

当期利益予想は24億3千1百万円で1株利益は60.84円です。

2026年3月期決算短信資料の発行済株数(自己株除く)は、35,286,418株です。

ランドコンピュータ(3924)17,952,166株と東邦システムサイエンス(4333)17,334,252株の合計です。

配当総額は14億1千1百万円程が支払われる見込みです。(35,286,418株×40円)

 

トランヴィア(545A)の株主優待

トランヴィア(545A)の株主優待は2026年5月14日に新設IRがありました。

東邦システムサイエンス(4333)とランドコンピュータ(3924)ともに100株保有で2,000円のQUOカードの株主優待がありました。

トランヴィア(545A)も両社の株主優待を引き継ぎ100株保有で2,000円のQUOカードを新設しました。

さらに、初年度の2026年9月のみ、統合記念優待として1,000円分が上乗せされ、合計3,000円分のQUOカードがもらえます。

保有条件は特になく権利月は9月です。

(2026年6月4日現在)

株主優待(9月)・QUOカード/保有期間条件なし
保有株数金額備考
100株以上2,000円(総合利回り7%)2026年9月のみ3,000円(総合利回り8.2%)

(注1)総合利回りは1株あたりの株主優待価格に1株配当40円を加算して計算しています。

(注2)総合利回り(四捨五入)は2026年6月4日の終値854円で計算しています。

(注3)総合利回りは優待獲得条件の下限の保有株数(100株)で計算しています。

計算例 : (株主優待価格÷株数+1株配当40円)÷株価854円

 

トランヴィア(545A)の株主優待の継続性

個人株主以外の法人等の大口株主は光通信および、その関連会社UH Partners等です。

大口株主は株式を保有していますが、受け取る優待金額100株相当のみで微々たるものです。

そのため、法人等の株数は優待費用の計算から基本的に対象外として計算します。(大株主等は売り出さない前提)

 

2025年9月30日時点のトランヴィア(545A)の個人株主数は31,449人で、個人の所有株式数は28,346,670株(自己株式除く)です。

優待条件の100株で全員が保有すると最大283,466人です。(個人の大株主に社長等もいるのでこれより少なくなると思われます)

283,466人×QUOカード2千円≒5億7千万円程です。

株主優待発送コスト等を加算しても6億円くらいと思われます。

 

2025年9月30日時点の個人株主人数31,449人だと6千2百万で約10分の1です。

かなり保守的に見積もっていることをご理解いただけると思います。

 

当期利益予想は24.3億円で配当に14億1千1百万円程支払った後、10億円程は残ります。

この10億円のうち株主優待のコストが6億円としても未だ4億円は残る計算になります。

優待コストを多めに見積もって、配当・優待性向は80%程度の予想になります。(現状の株主人数で40%程度の還元性向です)

 

一方で、統合前の2026年3月期の両社の合算純利益(実績値)は約16億円でした。

この利益だと配当(14.1億円)+優待(6億円)で約20億円となり、還元性向は120%を超えてしまいます。(現状の株主人数で92%程度の還元性向です)

優待費用を最大で見積もっているとはいえ、今後の成長がないと還元性向としては厳しいかもしれません。

 

ただし、トランヴィア(545A)には強固な財務があります。

両社ともに有利子負債はほとんどなく、利益剰余金はランドコンピュータが56億円、東邦システムサイエンスが89億円で、合計約145億円にも上ります。

この潤沢な利益剰余金を取り崩しながら防衛線を張ることが可能なため、成長軌道に乗るまでの期間も、優待や配当の継続性は期待できると思います。

 

まとめ

トランヴィア(545A)の経営統合前のランドコンピュータ(3924)と東邦システムサイエンス(4333)は、いずれも1971年設立された歴史ある企業です。

安定的に成長してきた企業であり、財務的に自己資本比率60%以上、利益剰余金145億円程度と健全な財務体質を持っています。

 

経営統合後の純利益に対する配当と優待を合わせた実質的な還元性向が50%~80%近く(あるいは一時的に100%を超過)なる年度があるかもしれまんが、これまでの緩やかで持続的な成長力を信頼するなら「インカムゲイン特化の超高利回り銘柄」と割り切って100株を中長期保有する価値はあると言えそうです。

 

日経平均株価はAI関連が指数を引き上げる一方で、高配当銘柄、株主優待銘柄は年初来安値も散見されます。

トランヴィア(545A)も年初来安値を更新し下げ続ける可能性もあると思います。

わたしは、利回り7%以上になった時点で100株のみということで855円で購入しました。

統合前の両社の株価水準等を見ても下限は近いようにも思いました。

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