「乾燥肌でお困りの方」または「手作り化粧水で節約したい方」に保湿剤として優れたグリセリンローションの作り方をご紹介します。
たとえば、私は乾燥肌で11月から4月までは肌が乾燥します。
乾燥する部位によって細かなひび割れたように肌がかさついて白っぽくなります。
このかゆみをなくすべく11月から4月までは、乾燥する部位にグリセリンローションをスプレーで噴霧しています。
今では、グリセリンローションのおかげで肌の「かゆみ」もなくなり冬を快適に過ごせています。
私は、5年前にグリセリン、スプレー、アロマ油などを約4,000円で買いそろえました。
グリセリンとアロマ油は5年経過しても半分以上も残っています。
年間費用も1,000円以下でコスパも抜群です。
また、このグリセリンローションで乾燥肌が改善しない方もおられるかもしれません。
そのような方には、記事の最後でも紹介している保湿効果がより高い「 白色ワセリン 」の併用をおすすめします。
なお、体の洗い方ですが、手に付けた泡で体を撫でるように洗うと乾燥肌になりにくいです。
(ナイロンタオルなどでゴシゴシこすると肌を傷つけて乾燥肌になりやすくなります。)
【 目 次 】
グリセリンローションの作り方と注意点
最初に、私が実践している最もシンプルでコストのかからない作り方を紹介します。
グリセリンローションに必要な材料は、薬局で探すまでもなくAmazonでも揃います。
手作り化粧水(グリセリンローション)を自作するメリットは、市販の化粧水と比較にならないくらいコスパが良いです。
また、自分の肌に合ったものを調整して作ることが出来る点です。
グリセリンローションの作り方「水道水とグリセリンのみ」
最もシンプルで低コストな配合は「グリセリン」と「水道水」だけを使った作り方です。
私は防腐効果のある「水道水」を使用しています。
わざわざ「精製水」を購入して使用していません。
これだけで十分に効果を実感しています。
さて、水道水とグリセリンの配合比率です。
化粧水のグリセリンの割合は5%~10%が一般的といわれています。
肌の乾燥する私はグリセリンを10%程度で配合しています。
たとえば、水道水450mlに対してグリセリンは50mlで10%になります。
容器に水道水とグリセリンを入れたら良く振って混ぜてください。
これだけで完成します。
最初はグリセリンの量を5%程度にして「かゆみ」が収まらないなどの不足を感じたら足していくと良いと思います。
逆にグリセリンの量が濃くて肌に不都合な場合は薄めてください。
グリセリンは食品添加物としても利用される安全性の高い保湿剤です。
過度の心配は不要です。
ただし、グリセリンの量が多くなりすぎると肌がべたついて逆に水分を奪うようになります。
グリセリンの量は10%程度を目安に自身の肌に合う量に調整してください。
注意
Amazonの初期設定で【定期おトク便】が選択されている場合があります。
1回限りのご注文は【通常注文】に変更してください。
グリセリンローションの作り方「水道水+グリセリン+アロマ油」
水道水とグリセリンの他に、アロマ油を加える作り方があります。
私の場合はコスパの良い「ハッカ油」をグリセリンローション(500ml)に対して5滴ほど加えています。
ハッカ油とは、ハッカソウといわれるミント系の植物を乾燥後に抽出した自然由来の油です。
数滴しか使いませんから一度購入したら長く利用できてコスパも良いです。
(原液のまま肌につけるとひりひりと痛みますのでご注意ください。)
私がハッカ油を選んでいる理由は、手作り化粧水の除菌・防腐効果を高めることが主な目的です。
その他、風呂あがりにひんやりとした爽快感とさわやかな香りでリラックスできるアロマ効果も気に入っています。
夏場なら蚊よけ(虫よけ)にもなります。
なお、犬は大丈夫なようですが、猫、鳥、フェレト等はハッカが苦手ですのでペットを飼われている方はご注意ください。
手作り化粧水にはハッカ油を入れなくても良いですし、その他の香りのアロマ油を利用する方法もあります。
自分に合うものを利用すると良いと思います。
注意
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グリセリンローションの作り方「水道水+グリセリン+アロマ油+ヒアルロン酸」
予算に余裕がある方は、水道水とグリセリン、アロマ油に「ヒアルロン酸」を加えることをおすすめします。
ヒアルロン酸は体内に存在する成分で安全性が高く保湿効果があります。
その重さの500倍以上の水分を保持する力があります。
ヒアルロン酸を加えることでグリセリンとの相乗効果で保湿力が高まります。
先程の水道水とグリセリンのみと比べて、ヒアルロン酸を加えると肌のもちもち感が高まります。
作り方は、ヒアルロン酸粉末からヒアルロン酸原液を作る方法と、ヒアルロン酸原液を使う方法があります。
ヒアルロン酸粉末から作ると無添加でコスパが良いです。
ヒアルロン酸粉末は水に溶けるまでに時間がかかります。
水に入れた後、1日ほど放置してから混ぜてください。
ヒアルロン酸の粉末は1g(0.1%)で1リットルのヒアルロン酸原液を作ることが出来ます。
濃度は肌との相性で0.1%~1%で調整できます。
0.1%でとろみがある状態になり、1%にするとジェル状の感触になります。
詳しくは公式サイトでご確認ください。
注意
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ヒアルロン原液の場合は、手作り化粧水に対して5%~10%を混ぜてください。
ヒアルロン酸原液には、無添加で人気の高いlulumoなどがあります。
注意
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グリセリンローションの作り方「水道水+グリセリン+アロマ油+ヒアルロン酸+尿素」
グリセリンローションに尿素を加える方もいます。
水道水100mgに対して尿素25gと言われています。
以前の私は、コスパ面でヒアルロン酸と尿素がセットになった「尿素&ヒアルロン酸全身ローション」加えていました。
尿素を加えるとグリセリンのみの配合と比べるて「べとつき感」を抑えてサラサラした感じになります。
尿素には水と結合して水分を保持すると同時に古い表皮(角質)を分解して再生を促す役割があります。
ピーリング効果といわれています。
ただ、私の場合は大きな違いを感じず、乾燥肌との相性もいまひとつでした。
また、尿素は肌をゆるく壊して新しくするということを知ったこともあり使用するのを止めました。
新しく柔らかく保てている肌には過剰に使うべきではないようです。
尿素を加えるかどうかは個人差があると思います。
例えば、角質が硬くなりすぎる「かかと」などと相性が良いです。
かかとは他の部位と違ってターンタオーバー(皮膚の入れ替わり)に約4か月もかかるからです。
注意
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1回限りのご注文は【通常注文】に変更してください。
注意
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グリセリンローションの使い方(キャニオン)スプレーで噴霧すると便利
続いてグリセリンローションの使い方です。
使い方はグリセリンローションを手に取って塗るよりもスプレーで噴霧する方が効率的に塗ることが出来ます。
グリセリンローションを顔に使う方法
肌の中でも特に気を使う「顔」にグリセリンローションを使う場合は水道水ではなく「精製水」がベストです。
ただ、精製水を利用する場合は水道水より防腐効果が落ちます。
精製水でグリセリンローションを作る場合は小型スプレー容器ですぐ使い切ると良いと思います。
なお、腐敗するのは精製水そのものではなく精製水にまざる異物です。
手作り化粧水に使う容器を消毒後、きっちり容器を密閉して利用すると長持ちします。
グリセリンローション用として使うスプレーは100円ショップで購入できると思います。
プラスチック製を選ぶ際はアルコールに対応していない等の種類があります。
グリセリンローション以外に利用用途がある場合はご注意ください。
ガラス製なら問題ありません。
注意
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1回限りのご注文は【通常注文】に変更してください。
50ml スプレーボトル
100ml スプレーボトル
グリセリンローションを体全体に使う方法
続いて体にグリセリンローションを塗る場合です。
乾燥肌でかゆみのある人はグリセリンローションを手にとって体全体に塗るのは大変です。
塗る面積が広く時間がかかり、背中などはうまく塗ることが出来ません。
そこで、特殊なスプレーを使って広範囲に短時間で噴霧する方法があります。
一般的なスプレーは、容器を傾けると中の液体が移動して上手く噴霧できなくなります。
そこでおすすめのスプレーが「傾けても、さかさまにしても噴霧できるキャニオンスプレー」です。
次の写真ではキャニオンスプレーの正常な場合とさかさまの状態を比較しています。
<正常な状態の写真>
<さかさまの状態の写真>
ご覧のとおり「さかさま」にしてもキャニオンスプレー内部のチューブが先端の重みで曲がります。
そして、液体を吸い上げるチューブの先端は常に液体につかります。
そのため、キャニオンスプレーは360度どの角度に傾けても中の液体を噴霧できる優れものです。
使い方は、このキャニオンスプレー容器にグリセリンローションを入れてお風呂場に保管しておきます。
そして、お風呂から出る直前に体の水分を拭いてからキャニオンスプレーでグリセリンローションを噴霧します。
手が届きにくい背中なども簡単に噴霧できて体全体でも噴霧時間は20秒とかかりません。
化粧用のポンプ容器から手にとって塗る方法と比較にならないくらい時短になります。
また、グリセリンローションを噴霧するタイミングも水分が蒸発する前のお風呂あがり10分以内は最適です。
(最も保湿効果を高めるタイミングで、お風呂あがりにかゆいということもなくなります。)
加えて、お風呂場の中で噴霧しますので周辺の清掃にも困りません。
一石二鳥を超えて、一石三鳥くらいのメリットを感じられると思います。
私の場合は、グリセリンローションをお風呂場に保管し、500mlを2か月~3か月程度で問題なく使い切っています。
水道水とハッカ油の防腐効果もあって腐敗するような事は今までありませんでした。
ご心配される方は冷蔵庫に保管しておいて、短期間で使い切る量をスプレーに移すと良いと思います。
注意点は、体が濡れたままでグリセリンローションを噴霧すると体を拭く時にローションごと拭き取ってしまいます。
お風呂場の中でグリセリンローションを噴霧する前に体の水滴はタオルで拭きとってから噴霧しています。
その後、手などで軽く伸ばしたりしているうちに風呂あがりの熱と一緒にローションも蒸発して体になじみます。
体に付着している水分と少し混じりますのでグリセリンの割合は10%を超えて多めに配合しています。
なお、キャニオンスプレーは使い始めて5年目ですが壊れたりすることもありません。
まとめ
手作りの化粧水のグリセリンローションのメリットは、保湿剤の分量や材料を自分の肌に合うように調整することができる点です。
また、手作り化粧水のグリセリンローションは年間費用1,000円程度と、市販の化粧水とは比較にならないほどコスパが良い点です。
このコスパだからこそ体全体に多く使う場合でもキャニオンスプレーを使う方法で思い切って使えます。
本記事がグリセリンローションの作り方と使い方の参考になれば幸いです。
なお、冒頭でも説明しましたが、グリセリンローションで「かゆみが収まらない部位」が残る場合は 白色ワセリン をおすすめします。
白色ワセリンはグリセリンローションより保湿効果が高い塗り薬です。
次の記事では、かかとのひび割れの予防法と3日でかかとのひび割れを治す方法を紹介しています。
記事内の白色ワセリンは、体のかゆみが収まらない場合に応用できますのでご参考ください。
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