かかとのひび割れがパックリとひび割れて出血すると歩けないくらい痛いです。
「かかとのひび割れ」を即効で治す方法があります。
傷口に使用できない「保湿クリーム」を使う方法ではありません。
ひび割れたかかとをツルツルに保つ予防にも使える治し方です。
この記事では、その「予防方法」と「治し方」を説明しています。
この記事でわかること
- かかとのひび割れを「しっとり持続」予防する方法
- 硬くなりすぎた角質だけを取り除く方法
- 歩けないくらい痛いパックリ割れた「かかとのひび割れ」を即効3日で治す方法
【 目 次 】
白色ワセリンのかかとのひび割れの予防効果と治療効果
かかとのひび割れの予防と治療に「白色ワセリン」が効果的です。
名前が似ている商品に化粧品の部類の「ヴァセリン」があります。
ヴァセリンは成分が似ていますが傷口に使用できません。
また、白色ワセリンより純度の低い黄色ワセリンです。
傷口に使用できるのは日本薬局方の「白色ワセリン」です。
白色ワセリンは保湿と同時に傷口にも使えるから便利です。
白色ワセリンは石油から精製された薬です。
無臭でリップクリームに使えるほど安全です。
赤ちゃんの肌にも使えます。
白色ワセリンを塗ると、肌を外界から守る膜を作ります。
この膜が保湿効果を高めます。
傷口に塗ると「モイストヒーリング」を促します。
モイストヒーリングとは、自然治癒(しぜんちゆ)を高める治し方です。
現代医学の主流で、消毒液等を塗るより傷口が早く美しく治ります。
かかとのひび割れの予防【保湿靴下とワセリン】
かかとのひび割れが悪化してパックリ割れると歩けないほど痛みます。
普段から予防しておけば痛い思いもしなくてすみます。
予防方法は「白色ワセリン」を塗って「かかと保湿靴下」を履いて寝るだけです。
「かかと保湿靴下」とは、かかと部分のみに履くタイプまたは短い靴下です。
短いから靴下を履く際に靴下でワセリンを拭き取ってしまうデメリットを防げます。
就寝中の圧迫感も少なくリラックスできます。
ワセリンで布団を汚すこともありません。
次の写真はケアの前と後の比較です。
起床後のかかとはしっとり、すべすべです。
一晩でワセリンのベタベタもなくなります。
だから、普通の靴下に履き替える時もスルっと履けます。
ガサガサして引っかかることもありません。
これが「保湿靴下だけ」の場合、靴下を脱ぐと保湿効果がなくなります。
ところが、ワセリンを合わせて使うと、かかとになじんだワセリンが日中も肌を乾燥から守ります。
1日目からしっとりしますが、ケアを続けると日々かかとの状態が良くなってきます。
特に、白色ワセリンのケアを続けることで効果を実感できました。
後は、ワセリンと保湿靴下のケアをかかとがひび割れる季節の11月ごろから繰り返すだけです。
(かかとがひび割れる季節の個人差などは各自で調整ください。)
私は、この治し方で「かかとのひび割れ」は一切なくなりました。。
かかとのひび割れに使う白色ワセリン
かかとのひび割れには医薬品の白色ワセリンがおすすめです。
健栄製薬の白色ワセリンは第三類医薬品(日本薬局方)です。
500gの容量で1,000円ほどでワセリンの中でもコスパが良いです。
乾燥する季節に5か月続けて使っても4年以上は十分に持ちます。
粘性があり厚く塗ることができるから、かかとのケアに向いています。
冬の室温(18℃)で綿棒に乗せると自立するくらいの硬さです。
手の体温で溶かしてしっかり伸ばせばベタつきはそれほどなく自然な感じになります。
乾燥肌、手足のひび割れなど皮膚の保護全般に使えます。
かかとが割れて血がにじむアカギレにも使えます。
また、健栄製薬のホームページで軽いやけどやかすり傷に使う事例も紹介されています。
利用用途も多いから常備しておくと便利です。
参考
かかとのひび割れには粘性のある白色ワセリンが向いていると思いますが、他にもサラっと顔に塗りやすい高純度の白色ワセリンもあります。
白色ワセリンの種類や使い方をくわしく知りたい方は次の記事を参考ください。
白色ワセリンの【種類】と【使い方】
ワセリンという製品がいくつかあるけど違いが良くわからない。 ワセリンの種類と使い方にはどのようなものがあるか知りたい。 本記事では白色ワセリンの種類と使い方を ...
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かかとのひび割れに使う保湿靴下の選び方
続いて「かかと保湿靴下」の種類です。
かかと保湿靴下は大別すると「ラバータイプ(ゴム)」と「シリコンタイプ」があります。
ラバータイプは、ダイビングスーツのような素材です。
シリコンタイプは、かかと部分にシリコンがついています。
両方とも同じくらい保湿効果があります。
私はラバータイプとシリコンタイプの両方とも使いました。
結論としては、個人的にはシリコンタイプをおすすめします。
ラバータイプには、丈夫さ、洗濯が容易、保湿する範囲が広いメリットがあります。
しかし、新品のゴム手袋のような強い臭いがするデメリットがあります。
具体的には「かかとちゃん」を購入しましたが、履いたかかとや「かかとちゃん」を持った手に臭いが残るくらいです。
また、手やかかと程ではありませんが「かかとちゃん」が触れた布団等にも臭いが残ります。
ただし、風通しの良い室内に放置しておくと1年で改善されます。
1年後に履いたところ、臭いはかすかにする程度で手や布団に残る感じはありませんでした。
臭いが気にならない方や、1年後から使用する方などはラバータイプもありだと思います。
「かかとちゃん」の裏・表の写真
シリコンタイプはドクターショールの「かかと保湿ソックス」を使っています。
内側のかかと部分にシリコンのようなジェルパッドが付いています。
就寝前に履いて朝の起床後は、ジェルパッドのあるかかと部分が「しっとり」します。
ジェルパッドの成分効果とかかとに密着する点で、しっとり感はラバータイプよりやや良いと感じました。
かかと部分以外は普通の靴下と同じような素材で自然です。
具体的なシリコンタイプの商品は次のとおりです。
「かかと保湿靴下」のおすすめ 【男女兼用・就寝用】
かかとのひび割れは安静にできる就寝中にケアすると効果的です。
就寝中のかかとのケアはドクターショールの「かかと保湿ソックス」(男女兼用)をおすすめします。
私もドクターショールの「かかと保湿ソックス」を利用しており特に不便を感じていません。
かかとのシリコン部分に厚みがあって密着します。
保湿靴下をいくつか利用した中で最もしっとり効果がありました。
就寝中も指先が出ますのでリラックスできます。
注意点は「歩行は避けてください。」と説明書に記載があります。
それでも私はトイレに行く時に「かかと保湿ソックス」を履いて歩行しています。
ただし、かかとに力が入らないように気を付けています。
3年以上つかってますが、この程度の使い方ならジェルパッドは剥がれずに使えています。
あとは「手洗い」が推奨されています。
「かかと保湿靴下」のおすすめ 【女性用・歩行可】
就寝中のケアだけでは不足という場合などは日中歩行可能なものもあります。
女性用のおすすめは鈴木靴下「歩くぬか袋(米ぬかシリコン足首ゆったり)」です。
足首だけに履くタイプではありません。
ただ、足首ゆったり設計で靴下を履いていることを忘れるくらいです。
洗濯機で洗えてスニーカーを履いて外を歩くこともできます。
注意点は、男性より足の小さな女性向けです。
かかとのシリコン部分も小さく先ほどのドクターショールより幅1cm縦2cmほど短いです。
また、シリコン部分は歩行用ですので、やや薄くて硬めです。
「かかと保湿靴下」のおすすめ 【男性用・女性用・歩行可】
日中歩行ができる男性用のおすすはレッグオンの「かかとケア」です。
薄手の造りで靴下の重ね履きができます。
手洗い推奨です。
価格も安く高評価が多いです。
シリコンの厚みは前述の米ぬか袋とほぼ同じです。
女性用もあります。
重ね履きしたい方に向いています。
人気は「レッグオン はくだけつるつる かかとケア ショート(ブラック)」です。
かかとの角質が硬くなりすぎている場合の即効の治し方
かかとの角質が硬すぎるとワセリンと保湿靴下で効果を得にくい場合があります。
かかとの角質はターンオーバー(皮膚の入れ替わり)に約4か月もかかります。
鏡もちのように硬くなった古い角質やガサガサは取り除く必要があります。
それから、ワセリンなどでケアすると効果的です。
かかとの硬い角質だけを削る
かかとの硬い部分だけを削るガラス製のヤスリがあります。
つるつるの肌だけを表面に残します。
お湯で30分ほどかかとの角質を柔らかくして使います。
かかとの水分は拭き取ってから力を入れずに削ります。
仕上げは、かかとと洗ってしっかり保湿ケアです。
コスパが良いのは「ウルンラップ かかと 角質取り」です。
電動の角質削りもあります。
パナソニックの「角質クリア」がお手頃価格で人気があります。
手作業が苦手な方に向いています。
かかとの硬い角質だけを剥がす(ピーリング)
角質全体を美しくはがす方法に「ピーリング」があります。
古い角質を痛みなく2週間程度で自然にはがしてくれます。
愛用者が多いのは「フットピーリングパック ペロリン」です。
肌にやさしい「乳酸」の効果で自然に古い角質をはがします。
注意点として「フットピーリングパック ペロリン」は頻繁に利用する商品ではありません。
少なくとも2か月の間隔を開けることが推奨されています。
かかとのひび割れるシーズンの前にケアして、改善後は使わなくて済むようケアにしたいところです。
かかとがひび割れ(痛い・歩けない)に即効の治し方
最後に、かかとのひび割れがパックリ割れて出血した場合の治し方です。
(傷口が深いなど状態が悪い場合は皮膚科にご相談ください。)
私も少量の出血を伴うかかとのひび割れを体験しました。
歩けないくらい痛かったです。
治し方は2つです。
1つは、最初に説明した「白色ワセリン」を使用します。
まず、傷口を水道水でよく洗います。
傷口に消毒液などは一切つけません。
そして、白色ワセリンを傷口に塗ります。
次に汚れても良い靴下を履くかガーゼで巻きます。
「保湿靴下」や「サランラップ」使うと効果的です。
この方法で、私の場合はかかとのひび割れは2日から3日で治りました。
なお、治療期間中は傷口が開かないよう休日をとって安静にしていました。
2つ目の治し方は、仕事などで止むを得ず動くことがある場合です。
安静にできない場合は、かかとのひび割れが開く恐れがあります。
傷口は開いたままでも治りますが、密着させた方が美しく治ります。
「キズパワーパッド(BAND-AID)」を使います。
キズパワーパッドは治療用テープです。
密着させた後はなるべく傷口に負担をかけないよう注意します。
テープを貼ることで動くときの痛みも軽減されます。
キズパワーパッドを貼った後に白色ワセリンと保湿靴下でケアすると傷口周辺も万全です。
この方法は、安静時に傷口が密着しない場合の補強にも使えます。
キズパワーパッド(BAND-AID)のしくみは白色ワセリンと同じです。
メーカーのジョンソン&ジョンソンも勧めている「モイストヒーリング」です。
注意点はキズパワーパッドをはがす時です。
ぬるま湯で濡らしながら傷口が開かない方向にゆっくりはがしてください。
たった、これだけのことですが効果は抜群です。
その他の注意点
かかとの角質を柔らかくできたら、その後の日々のケアも大切です。
肌の保湿ケアは「お風呂あがりの10分以内」が最適と言われいます。
また、かかとのひび割れの原因の多くは乾燥や油分不足、冷えによるものです。
暖房の効いた部屋でも素足にならず「靴下」や「ルームシューズ 」を履くと予防になります。
その他にも、角質が硬くなる原因に「靴」などの影響による場合もあります。
かかとが靴などに強く当たったり擦れると角質が硬くなります。
靴の中にかかとにあたる異物などはありませんか?
靴の形や素材はかかとに刺激を与えていませんか?
原因を取り除くことができればベストです。
まとめ
かかとのひび割れの治し方について説明させていただきました。
次の3つの方法がありました。
かかと以外の部位の乾燥による「肌のかゆみでお困りの方」は次の記事を参考ください。
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