
アイエヌイー(4933)は「美容事業」を展開する企業です。
カテゴリーは、主にヘアケア、美容家電、スキンケアなどです。
2025年12月期第3四半期の売上は、ヘアケアが209.5億円(▲5.8%)、美容家電が67.7億円(▲13.4%)とマイナスでした。
(組織改編「IPTOS](事業部制)したマイナス影響によるもので改善予定とのこと)
しかし、M&A(トゥヴェール社)によってスキンケア事業は66.3億円(434%)と売上が伸長しました。
全体の売上成長は343.6億円(9.8%)となっています。
また、営業利益については「M&A」によるのれん償却により25.4%減益となっています。(のれん償却を除くと5.1%増益)
なお、中期計画では2030年売上1000億円を目指す内容になっています。
【 目 次 】
アイエヌイー(4933)の配当
アイエヌイー(4933)は配当は2023年12月期より配当(1株13円)をはじめています。
配当権利月は12月の一括支払いです。
2024年12月期は配当性向7.8%(1株13円)でした。
2025年12月期は増配となり1株15円の見込みです。
配当性向などの目安は特にないようです。
株主還元は、事業成長に沿った安定的・継続的な株主還元をするとされています。
2025年12月期第3四半期決算では発行株数(自己株除く)17,486,714株です。
配当総額2億6千万円が支払われる見込みです。
アイエヌイー(4933)の株主優待
アイエヌイー(4933)の株主優待は、これまで自社オンラインショップの& Habit ポイントを優待としていました。
しかし、2025年11月7日IRで& Habit ポイントに加えて「デジタルギフト」を選択可とし優待金額もUPしました。
株主優待の権利月は配当と同じ12月で、保有期間の条件はありません。
(2025年12月2日現在)
| 株主優待(12月)・デジタルギフト/保有期間条件なし | |
| 保有株数 | 金額 |
| 100株以上 | 10,000円(総合利回り8.4%) |
| 500株以上 | 20,000円(総合利回り4.0%) |
*& Habitポイント / 楽天ポイントギフト / Amazonギフトカード/ QUOカードPay / PayPayマネーライト / dポイント / au PAY ギフトカード / Visa eギフト vanilla 等を予定
(注1)総合利回りは1株あたりの株主優待価格に1株配当15円を加算して計算しています。
(注2)総合利回り(四捨五入)は2025年12月2日の終値1,363円で計算しています。
(注3)総合利回りは優待獲得条件の下限の保有株数(100株、500株)で計算しています。
計算例 : (株主優待価格÷株数+1株配当15円)÷株価1,363円
アイエヌイー(4933)の株主優待の継続性について
個人株主以外の法人等の大口株主は、合計で約1240万株の株式を保有していますが、受け取る優待金額は微々たるものです。
そのため、法人等の株数は優待費用の計算から基本的に対象外として計算します。
さて、株主優待を受け取るであろう個人株主数は4,385人で所有株式数は5,348,700株です。(2024年12月31日)
また、個人株主についてですが、社長個人が3,250,900株を大量保有しています。
今年に入って変更保有報告書を見ると社長が売却し、2,725,540株まで保有株を減らしています。
優待新設後、社長の保有する株式は売り出さない仮定とします。(売り出すと優待費用が増大する)
すると、市場で売買される個人所有の株数は、5,348,700株-2,725,540株=2,623,160株程度になります。
後述の優待新設後の大口の法人売り出し560,600株を加算すると3,183,760株になります。
株主優待費用が最大にかかる想定で計算をすると、全員100株保有した場合は31,837人程度です。
31,837人×デジタルギフト10,000円=約3億2千万円になります。
株主優待にかかるコストを5千万円とすると多く見積もっても3億7千万円程度に収まると思います。
アイエヌイー(4933)の当期利益はここ3年は30億程度です。
ここから配当総額2億6千万円と株主優待費用3億7千万円をマイナスしても20億円以上が余ります。
(のれん償却は当期利益に含まれませんが、手元に現金として残る分もあります)
つまり、株主優待は今の水準の売上と利益を継続できるだけでも継続の見込みが強いと思います。
他の企業ではもっと厳しい中で株主優待をしているところも多いです。
ただし、株主優待の恩恵のない個人株主以外の金融機関や証券会社が売り出す可能性もあります。
11月14日に「りそなアセットマネジメント(株)」が302,300株を売り出し、1,180,000株から877,700株に保有株が減少しています。
同日に「スパークス・アセット・マネジメント(株)」が258,300株を売り出し、1,090,000株から831,700株に保有株が減少しています。
さらなる売り出しの可能性を考慮しても株主優待費用は10億円未満ではないでしょうか?
(それでも余裕があると思われます)
アイエヌイー(4933)の機関投資家の空売り
株主優待新設後にモルガン・スタンレーMUFG証券とGOLDMAN SACHS INTERNATIONALの空売りが入っていました。
12月2日時点で空売りは全て「報告義務消失」になっていますが、報告義務のない空売りが残っている可能性があります。
変更報告書では前述の大量保有者のスパークス・アセット・マネジメント(株)は、空売り機関の2社に貸株をしているようです。
機関同士のやり取り等がからんで株価は下げ続けているのかもしれません。
話しは変わりますが、CHANGE HOLDLINGS(3962)も記事にしましたが、同じように空売り機関が入っていました。
その記事同様に私は基本的に空売り機関はあまり気にしません。
ただ、CHANGE HOLDLINGS(3962)の記事で私が買ったポジションは、ポートフォリオでも数少ない含み損銘柄になっています。
もし、空売り機関の影響で下げているとしても、半年から1年ぐらいでポジション調整して空売りもなくなるとは思っています。
アイエヌイー(4933)の株主優待発表後は、CHANGE HOLDLINGS(3962)で購入が早かった反省を生かしてなるべく引き付けることにしました。
IR発表当日のPTSでは1,897円で飛びついてる人もいました。
その翌日は1,579円が高値となり、終値の1,472円までたいした反発もなく下げ続けました。
その後、14営業日中陽線は2本のみと陰線続きです。
私は、12月2日にレンジを下抜けた強い陰線の真っただ中で1,355円で購入しました。
さらなる下げも予想されますが、12月権利付最終日までいつ買えるかわかりません。
利回り水準からしても十分と思って飛び込みました。
空売り機関が抜けるまで、CHANGE HOLDLINGS(3962)同様に急反発もなく停滞するかもしれません。
今後の作戦としては、12月権利落ち日に買値1,355円より115円以上下げるようであれば、別口座で100株追加予定です。
つまり、買値から1株配当15円と1株あたり優待価格100円を足した115円以上の下落あたりで追加購入です。
もし、12月権利落ち後に1,200円~1,240円である場合は利回りが10%近くになり、下げ過ぎと判断します。
その辺で買い増しできると利回り的に良い水準で買いなおしができます。
そして、1,355円まで株価が回復したら1,355円で購入した100株を売却しても良いと思います。
いずれにしても業績に問題がなければ、株価は時間とともに上昇に向かうと見ています。
まとめ
今回は、株主優待を新設したアイエヌイー(4933)を100株を購入しました。
100株だけなら10万円ほどの投資金額であり、8%を超える利回りなら持っていても良いと思いました。
また、当期利益に対する配当と優待のコスト割合も低い水準で余裕があると思います。
セクターによって成長鈍化もありますが、仮に成熟期になり株価が停滞したとしても、利回り銘柄として残すつもりです。
リスクとしては「プライム市場上場維持基準適合」や美容事業の競争が激しいという点はあるかと思います。
