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NTTの株主優待 dポイント【6年以上は?】

 

日本電信電話、NTT(9432)の株価が高値からかなり下がっています。

5年継続保有の総合利回りは5年平均で10%近くになっています。

そこで、今回はNTT(9432)の株主優待を中心に説明したいと思います。

(誰もが知っているであろう大企業でもあり、業績など細部には触れていませんので、関心ある方は各自で調べてください)

 

NTT(9432)の株主優待 dポイントは「2年目」「5年目」のみ(6年以上は?)

NTTの株主優待は3月の権利確定月に100株以上を保有していると「dポイント」がもらえます。

ただ、株主優待は毎年もらえるものが多いですが、NTTの株主優待は毎年もらえないので注意が必要です。

継続保有が条件で基準日(3月31日)から継続保有2年目の株主に1,500ポイント、5年目の株主に3,000ポイントです。

つまり、基準日(3月31日)から継続保有して2年目と5年目の2回で合計4,500ポイントをもらえます。

 

ただし、6年以上は株主優待はなくなり配当のみになります。

6年以上も株主優待をもらいたい場合は、5年目の3,000ポイントの株主優待の権利確定後に全ての株を売却して新たに買い戻す方法があります。

(5年目の権利確定後の株価と取得単価と照らし合わせて買い戻しをするべきか検討すると良いと思います)

あるいは、継続保有を解除できるか証券会社で異なりますが「貸株」にして意図的に継続条件を解除できるかもしれません。

 

(2024年11月27日現在)

NTT(9432)の株主優待(dポイント)の一覧表
継続保有(基準日3月31日)1年2年3年4年5年6年以上
100株以上なし1,500Pなしなし3,000Pなし
総合利回り3.4%13.2%3.4%3.4%23%3.4%
5年平均総合利回り9.3%

注)1株配当5.2円(2025年3月期予想)とし、来期以降も配当は変動しない前提で総合利回りを計算しています。(14期連続増配中の企業ですので増配されていく可能性もあります)

注)総合利回りは株主優待獲得条件の下限100株を基準に四捨五入して計算しています。

 

いずれにしても、2024年11月27日終値153円(四捨五入)で100株を購入すると5年平均の総合利回りは9.3%と圧倒的です。

dポイント4,500円÷5年÷100株=9円に1株配当5.2円を加算すると14.2円(153円で割ると9.3%)です。

 

153円からさらに下落するようなら100株を買い増して200株にしても総合利回りは5年平均で6%を十分に上回ります。

もし、100円まで下落したら配当だけでも5%を超えるのでさらなる買い増しも検討できるではないでしょうか。

NTTは14期連続増配企業で安定感はあると思いますので資産株の一つとして保有するのも良いかもしれません。

 

NTT(9432)の株主優待dポイントの受け取り方

NTT(9432)の株主優待は継続保有が条件で2年目と5年目の3月に権利確定します。

権利確定月3ヶ月後の6月ごろに、専用サイトの案内(ログインID/PASSWORD)が送られてきます。

案内どおり専用サイトにログインしてアンケートに答えると株主優待のdポイントを受け取れます。

家族の別名義で100株ずつ保有していた場合でも、まとめて家族の複数のdポイントを一人(一つのdアカウント)で受け取ることもできます。

 

まとめ

おなじみのNTT(9432)の株主優待を調べてみました。

2023年7月1日に25分割された際は株価が急騰し、20年来の最高値192.9円を付けていました。

その時点でも利回りは良かったのですが、高値に飛びついて買うほどでもないかと見送っていました。

そして、現在の相場が軟調なこともあり、総合利回り10%ほどになったので100株を購入しました。

個人的には120円-130円くらいまで下げるようなら100株を追加検討しても良いかなと思います。

(現在の株価で200株を5年継続保有した場合でも計算上は株価95円を割るようなことがない限り損失にならないと思います)

むしろ、株価が100円を割るようなら配当だけで5%を超えるのでさらに買い増しすると思います。

つまり、現状なら株価が下がった対策も立てやすいので買っても良い時期かなと思いました。

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