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東京ガス・東京電力 口座振替割引終了【対策】

2025年1月31日

 

 

東京電力は口座振替割引(55円)を2024年9月検針分以降は終了・廃止すると発表しました。

続いて、東京ガスも口座振替割引(55円)を2025年3月検針分以降は終了・廃止すると発表しました。

東京ガス・東京電力 口座振替割引終了 ⇒ 楽天デビットカード

結論を言うと、楽天経済圏を活用している私は楽天銀行のキャッシュカードの「楽天デビットカード(還元率1%)」に変更しました。

クレジットカードの楽天カードでは公共料金の還元率は0.2%ですがキャッシュカードの「楽天デビットカード」なら還元率1%です。

公共料金100円の利用につき1円の還元です。

口座振替割引(55円)が終了・廃止後も、この対策で口座振替割引と同等の還元が受けられそうです。

 

ところで、東京電力・東京ガスとも「デビットカードはご利用いただけません」と案内があるようです。

一度は「引き落としが出来ないのではないか?」と思いました。

そこで試しに、東京ガスの引落し方法の変更手続きでクレジットカードを選択し「楽天デビットカード」の番号を入力しました。

その結果「楽天デビットカード」を利用して楽天銀行からガス料金は無事に引き落とされました。

東京電力も同じように「楽天デビットカード」に変更手続き済みです。

 

その他、クレジットカードの公共料金の還元率は低いところが多かったです。

そのような中でもリクルートカード(年会費無料)は公共料金で1.2%の還元率と条件は良いと思います。

クレジットカードを利用したい方は自分にあったカードを探されると良いと思います。

わたしはクレジットカードを多く持たないようにしているので、楽天銀行ですでに持っていた「楽天デビットカード」にしました。

 

新電力会社より東京電力と東京ガスの旧プランにしている理由

口座振替割引の話題からそれますが、そもそもの電気契約をなぜ東京電力と東京ガスにしているかという理由です。

電力自由化で新電力会社等に切替えたこともありましたが、今は東京電力(従量電灯B)と東京ガス(一般契約)で契約をしています。

東京電力と東京ガスにも「自由化プラン」がありますが、わたしは昔からある「規制プラン」の従量電灯Bと一般契約にしています。

原油価格などの燃料費が安い時期は、新電力会社や既存会社の自由化プランが少し安くなることもあります。

しかし、原油価格などが急上昇した2023年後半には、新電力・ガス会社や自由化プランがニュースになるほど高くなりました。

 

原因は「燃料費調整額」でした。

新電力会社の料金シュミレーション画面では一見すると安く見えても「燃料費調整額」が加算されていないことが多いです。

「燃料費調整額」とはJEPX(日本卸電力取引所)の日々変動する「スポット市場価格」を電気料金に反映させる制度です。

新電力会社は燃料費調整の代わりに「電源調達調整費」という独自の制度を設けたりしています。

この制度では燃料費が安い時は新電力が東京電力よりわずかに安くなりますが、燃料費が高騰した場合は逆に凄く高くなります。

燃料費が安い時の新電力のメリットもわずかで燃料費が高い時のデメリットは大きいです。

原油価格が落ち着いている2025年2月でも、東京電力で1kwhあたり燃料費調整▲8円に対して新電力が3円と差があるものもあります。

この場合は、1kwhあたり11円の差が生じます。

月の利用量が300kwhの場合は一か月で3,300円の差がでます。

この金額が多くの新電力会社の料金計算のシミュレーションに表示されず、東京電力が高く見えてしまうことがあります。

 

さて、東京電力の「規制プラン」と「自由化プラン」の燃料調整額も確認してみました。

 

ご覧のとおり2023年8月からは同一でした。

燃料調整額が同一の場合は、東京電力の自由化プランにしてガスも東京電力の契約にした方が年間4,000円程のメリットが出ます。

具体的には、電気料金割引102円(税込)、東京ガスの一般料金よりガス料金が約3%OFF、ログインポイント等があります。

ただし、ガスと電気の燃料調整額を毎月チェックする必要がありそうです。

同様に、東京ガスの自由化プランで電気も東京ガスの契約しても同程度のメリットがでます。

この作業が手間でないなら自由化プランは節約になります

 

わたしは、年間4,000円程のメリットで燃料費調整単価をチェックする時間や契約を切り替えたり戻したりするのが面倒に思えました。

また、繰り返しになりますが「規制料金プラン」は燃料調整額に「上限」が設けられています。

つまり、原油等が急騰した場合でも「自由化プラン」と違って上限を超えて燃料調整額が上がることがありません。

このような理由で、わたしは東京電力(従量電灯B)と東京ガス(一般契約)で契約しています。

 

まとめ

東京電力と東京ガスの良い点であった口座振替割引が終了・廃止となっていました。

月55円とわずかな節約ですが楽天デビットカードに切り替えることで同額くらいは還元される見込みです。

一度の手続きで済むことですので切替えることにしました。

参考になれば幸いです。

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