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VTホールディングス(7593) 高配当+株主優待(3月)

2022年3月14日

VTホールディングス(7593)配当優待利回り10%以上

 

VTホールディングス(7593)は、日産・ホンダ等の自動車ディーラー事業中心の企業です。

自動車ディーラー事業は、ローリスク・ローリターンと言われています。

そのため、事業規模拡大と営業利益率の改善で成長してきた会社です。

 

決算月は3月で、2022年の権利付最終売買日は3月29日です。

2022年3月14日の株価458円に対する年間配当(予定)は4.8%になります。

また、3月の株主優待は、車関係の優待割引券でオークションやフリマなどで4,000円程で取引されています

(ご自身の車関係で優待割引券を利用される場合は、優待利回りのみで90%を超える内容です。)

ということで、配当と優待を合わせて10%は軽く超えるという内容になります。

追記(2022年12月26日)

本記事掲載後の2022年12月26日、1,000株以上と5,000株以上を対象とする株主優待(カタログギフト)は2023年3月の権利を最後に廃止されることが決定されました。

100株以上の優待割引券は従来どおり継続し、配当は増配されることになりました。

なお、100株以上の優待割引券のフリマなどでの取引価格が1,000円程まで下落しいる点にもご注意ください。

VTホールディングス(7593)の株主優待の内容

株主優待の内容(概要)は下表のとおりで、10年以上継続されているようです。

 

ちなみに私は、個別株への投資は控えめにしていますので、利回りの効果が最も発揮される最小単元の100株で保有しています。

直近5年の年間配当は20円前後で継続していますので、株価330円を割るくらい大きく下落するようなら、次の優待条件の1,000株まで増やすのもありかもしれません。

現在の株価458円でも、1,000株の保有で年間配当と優待を合わせた利回りで6%以上が見込めます。

 

株主優待の獲得条件

(2022年の株主優待内容)

保有株数優待内容
  100株以上   1,000株未満①株主優待券
1,000株以上   5,000株未満①株主優待券  ②5,000円相当カタログギフト (2023年3月まで)
5,000株以上①株主優待券  ②10,000円相当カタログギフトト (2023年3月まで)

 

①株主優待券の内容

保有株数100株以上で獲得できる優待内容です。

ホンダ・日産のディーラー店などで利用できる4種類の優待券1冊がもらえます。

優待内容割引内容備考
新・中古車購入時利用優待券(1枚)30,000円 利用店舗 
車検時利用優待券(1枚)10,000円
レンタカー利用割引券(5枚)一般料金20%OFF・その他料金(インターネット含む)10%OFF 利用店舗 
キーパーLABOサービス利用割引券(1枚)20%割引 ※車検・板金・ウィンドフィルムは割引対象外 利用店舗 

 

この4種類の優待券のヤフーオークションやフリマでの取引価格を調べてました。

およそ4,000円くらいで取引されています。

低めの3,500円で見積もっても優待利回りのみで7%を超えます。

 

②カタログギフト(5,000円相当・10,000円相当)の内容

保有株数1,000株以上で①株主優待券に加えて5,000円相当のカタログギフトがもらえます。

保有株数5,000株以上の場合は、10,000円相当のカタログギフトになります。

 

5,000円相当のカタログギフトは、楽天市場で6,380円(税込)で販売されています。

ギフトの内容は食品(高級肉・フルーツ・デザート・お菓子)、日用品(電化製品、かばん、食器)等、様々です。

くわしい内容は楽天市場のサイトで「カタログの中身を見る。」ことができます。

楽天市場で内容を見てみる

ちなみに、こちらのカタログはフリマ等で3,500円くらいの価格で取引されています。

 

次の10,000円相当のカタログギフトの市場価格は11,880円(税込)です。

楽天市場で内容を見てみる

こちらのカタログはフリマ等で6,500円くらいの価格で取引されています。

 

*株主優待の詳細はVTホールディングスのホームページでご確認ください。

 

VTホールディングス(7593)の企業内容と株価

社長の高橋一穂氏(1953年1月18日生まれ)は、レーシングチームのオーナー兼ドライバーという一面を持つくらい車が好きな方のようです。

経営者としては手堅く事業を拡大してきたタイプと言われています。

企業当初は社長一人でブローカーからスタートされました。

資金をためて株式会社ホンダベルノを設立し、1998年に名古屋証券取引所2部に上場されました。

その後は、国内のディラー会社をM&Aで再生、事業を拡大されました。

2003年には、持ち株会社化して社名をVTホールディングスに変更されました。

2015年には東証1部および名証1部に市場変更し、現在は海外でのM&Aも行い、イギリス・オーストラリア・スペイン・南アフリカに拠点を持つまでに成長されています。

自動車ディーラー事業の他は、レンターカー事業に加えて、わずかですが住宅事業もあります。

 

さて、次の資料は、2022年3月期第2四半期の決算説明資料(P21)です。

VTホールディングス(7593)の上場来の売上と営業利益の推移

 

棒グラフ(売上)と折れ線グラフ(営業利益)のとおり20年以上にわたって業績を伸ばされているようです。

 

次に、VTホールディングス(7593)の株価ですが、2014年4月に株式3分割後、2015年8月10に過去最高値870円を付けています。

その後は400円くらいを下限としたレンジを経て、感染症の問題で2020年4月6日に243円の安値を付けています。

2022年3月現在は、株価は450円あたり付近で上下しています。

営業利益が過去最高に近づきつつある一方、半導体不足の影響や急成長が見込めない理由からか株価は停滞ぎみのようです。

日経平均が2015年より4,000円ほど上昇している地合いで、今の株価水準はやや安いのではないかと思います。

そこで、私としては株価500円くらいまでなら購入しても良いと思い、最小単元で保有することにしました。

投資資金も5万円程度で10年以内に回収できる見込みですので、最小単元のまま持ち続けると思います。

ただ、すぐに株価が2倍以上になったり、10年経過するころには売却も考えると思います。

 

あと、気になる点があるとすると同業他社より有利子負債が多めで自己資本比率が低めという点と、社長がご高齢という点でしょうか。

念のため、業績をウオッチするべくVTホールディングのホームページで「IRメール」を受信するようにしておきました。

 

まとめ

VTホールディングス(7593)は、ヤフーの掲示板を見ても投稿者も少なく目立たない銘柄のようです。

しかし、よくよく調べてみると配当・優待利回りが10%を超える銘柄と分かりました。

業績に浮き沈みが比較的少なく、配当だけでも5%程度という点は魅力的ではないかと思います。

配当が一時的に高いだけの銘柄ではなく、現在の株価が高すぎるというわけでもないと思います。

株価の将来は予測できませんが、これだけの利回りならリスクも少ないのではないでしょうか。

関心のある方はVTホールディングス(7593)をご自身でも調べた上、検討されてはいかがでしょうか。

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